キャッシュレス決済でポイント還元の独自事業開始へ 千葉 市川

キャッシュレス決済でポイント還元の独自事業開始へ 千葉 市川
新型コロナウイルスの影響で落ち込む消費を喚起しようと、千葉県市川市はキャッシュレス決済の「PayPay」を使って市内の商店などで決済をした人に、10%をポイント還元する独自の事業を来月から始めることになりました。
市川市は、市内の商店や飲食店での消費を促すとともに、キャッシュレス決済の普及を進めようと、市内の加盟店、およそ2300店舗で10%のポイント還元を行う独自の事業を来月から始めます。

具体的には、キャッシュレス決済の「PayPay」を使って支払いをすると、1回につき2000円相当、年末までの期間内で2万円相当を上限に、支払額の10%分のポイントが還元されるということです。

30日は事業が始まるのを前に、市内の果物店でデモンストレーションが行われ、この事業を知り、新たにキャッシュレス決済を導入したという50代の女性は「小銭を使わなくてもよく、安心して使える。今後も使っていきたい」などと話していました。

ポイント還元分は市川市が負担し、市外の人が買い物をした場合も対象になるということで、果物店の店主で市川市商店会連合会の武井清健会長は「商店街の活気が戻らないなか、今回の企画が回復につながればうれしい」と話していました。