日本航空旅客機 部品の落下原因は“金属疲労による破断”

日本航空旅客機 部品の落下原因は“金属疲労による破断”
おととし日本航空の旅客機が熊本空港を離陸した直後にエンジンの部品が落下し、建物や車に被害が出たトラブルについて、運輸安全委員会は、エンジン内部の部品が金属疲労によって破断したことが原因だとする報告書をまとめました。
おととし5月、日本航空の旅客機が熊本空港から羽田空港に向けて離陸した直後、左側のエンジンから多数の金属片が落下し、周辺の建物や車に被害が出ました。旅客機は空港に引き返し、乗客や乗員などにけがはありませんでした。

運輸安全委員会がまとめた調査報告書によりますと、エンジンの内部で高速回転する「タービンブレード」と呼ばれる金属製の羽根のうち1枚が破断したことをきっかけに周りの部品が次々と壊れて落下し、回収された破片だけでおよそ400個、重いもので70グラムほどあったということです。

またタービンブレードが破断した原因については、金属疲労によって表面から亀裂が進んだことによるものだと結論づけています。

このトラブルの再発防止策として日本航空は、ほかのエンジンに使用されている同じ型のブレードを新型のブレードに交換したほか、エンジンの製造会社が航空会社などに部品の交換を呼びかけることにしています。