イエメン 南部勢力が自治宣言撤回 政権側の分裂回避か

イエメン 南部勢力が自治宣言撤回 政権側の分裂回避か
内戦が続く中東のイエメンで、政権側から離反し、一方的に自治を開始すると宣言していた南部の勢力は29日、宣言を撤回すると表明しました。政権側の分裂は避けられる見通しとなりましたが、反政府勢力との間では依然として戦闘が続いていて、内戦終結に向けた先行きは不透明なままです。
イエメンでは、サウジアラビアなどが支援するハディ政権と、イランが支援する反政府勢力のフーシ派による内戦が5年以上にわたって続いています。

このうち政権側では、南部のアデンを中心とする勢力、「南部移行評議会」がことし4月、一方的に自治を宣言して内紛状態に陥り、内戦がさらに複雑化していました。

政権側を支援するサウジアラビアは宣言を認めないとして介入に乗り出していましたが、南部移行評議会の報道官は29日宣言を撤回し、再び政権側に協力することを明らかにしました。

また統一した新政府の発足に向けて調整を進めるとし、分裂はひとまず避けられる見通しとなりました。

ただ、政権側と反政府勢力のフーシ派との間では依然として戦闘が続いていて、内戦終結に向けた先行きは不透明なままです。