那覇市の孔子廟と政教分離めぐる訴訟 最高裁大法廷で審理へ

那覇市の孔子廟と政教分離めぐる訴訟 最高裁大法廷で審理へ
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那覇市が管理する公園にある儒教の祖の孔子などをまつった施設の公園使用料が免除されていることについて、最高裁判所は、政教分離を定めた憲法に違反するかどうか、15人の裁判官全員による大法廷で審理することを決めました。
那覇市の公園にある孔子などをまつった「孔子廟」は、琉球王国時代に中国から渡ってきた人たちの、子孫らでつくる団体が市の許可を得て平成25年に造り、市から公園の使用料が全額免除されています。

これについて、那覇市に住む女性が政教分離を定めた憲法に違反しているとして、市に対し設置許可の取り消しと、公園使用料を支払わせるよう求める訴えを起こしたのに対し、市側は歴史や文化を保存する施設で宗教施設ではないと主張しています。

福岡高裁那覇支部は「施設は宗教施設とみるべきで、政教分離を定めた憲法に違反する」と判断し、双方が上告していました。

この裁判について最高裁判所は29日、15人の裁判官全員による大法廷で審理することを決めました。

大法廷は行政処分が憲法に違反するかどうかなど、重要な判断が必要な場合に開かれ、那覇市の行政処分に対する判断が示される見通しです。