乳児揺さぶり重いけが 父親に猶予付き有罪判決 神奈川 厚木

乳児揺さぶり重いけが 父親に猶予付き有罪判決 神奈川 厚木
4年前、神奈川県厚木市の自宅で、生後1か月の長男を激しく揺さぶって脳に重いけがを負わせたとして傷害の罪に問われた27歳の父親に対し、横浜地方裁判所小田原支部は「危険性の高い粗暴な犯行だ」として、執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
厚木市の配送業、中村力弥被告(27)は平成28年12月、自宅で当時、生後1か月だった長男を両手で持って激しく揺さぶり、脳に重いけがを負わせたとして傷害の罪に問われました。

長男は、半年後に死亡しました。

裁判で、被告は「寝返りを打った際に、ひじが子どもの頭に当たったことはあったが、激しく揺さぶってはいない」などとして無罪を主張していました。

29日の判決で横浜地方裁判所小田原支部の西野牧子裁判官は「実際に被害者を診察した医師らは『あざやたんこぶは認められなかった』としていて、ひじが当たったことで硬膜下血腫が生じたとする被告の弁護士の主張は採用できず、揺さぶりなどの暴力的な外力が加えられて起きたと認められる」と指摘しました。

そのうえで「生後わずか1か月の無抵抗な被害者に対し、一方的に激しく揺さぶった危険性の高い粗暴な犯行だ」として、中村被告に懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。