千葉 新たに49人感染確認 宣言解除後最多 新型コロナウイルス

千葉 新たに49人感染確認 宣言解除後最多 新型コロナウイルス
千葉県内で29日発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は49人で、緊急事態宣言が解除されて以降、1日に発表された感染者数としては最も多くなりました。
感染が確認されたのは千葉市や松戸市、それに佐倉市などに住む10歳未満の幼児から80代の合わせて49人です。

県によりますと、習志野市に住む20代の女性とその息子の10歳未満の幼児は、女性の夫が感染したあと、濃厚接触者として検査を受けたところ感染が判明しました。

このほか、八千代市や流山市でも一緒に暮らす家族の間で、感染が広がったケースが見られるということです。

木更津市では、50代の飲食店経営の女性と30代の従業員の女性、それに50代の利用客の男性の感染が確認されました。

3人は、この店を利用した別の男性の感染が今月26日に分かったため、検査を受けたということです。

また、千葉市によりますと、中央区の繁華街にあり、集団感染が発生している接待を伴う飲食店については、利用客の20代の女性の感染が新たに確認されたということです。

この店での感染者は、従業員9人と利用客2人の合わせて11人となりました。

29日に県内で発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は、5月25日に緊急事態宣言が解除されて以降、1日に発表された数としては最も多くなりました。

千葉県内で発表された感染者は、これで1562人となりました。

千葉県疾病対策課は「連休明けで検査数が増えたことも要因の1つと考えているが、危機感を持って今後の推移を見守る」と話しています。

一方、船橋市は、4月中旬に感染が確認され、1か月ほどあとに陰性と判定された20代の女性が再び陽性になったと発表しました。

女性は、陰性となったあとも味覚や嗅覚異常などの症状が続き、今月23日になって38度2分の熱が出たことから、改めて検査を受けたということです。

船橋市などは、体内にウイルスが潜んだまま感染が持続し、再び症状があらわれた可能性があるとして、新たな感染者としては計上していません。

県内でいったん陰性となった人が再び陽性となったのは今回で5例目です。