コアラなど30億匹の野生動物が被害 オーストラリアの森林火災

コアラなど30億匹の野生動物が被害 オーストラリアの森林火災
オーストラリアで、去年からことしにかけて続いた大規模な森林火災で、死んだり住みかを追われたりしたコアラなどの野生動物は、推計で30億匹に上ると環境保護団体が明らかにしました。
オーストラリアでは、去年9月からことし2月ごろにかけて大規模な森林火災が続き、30人以上が死亡したほか、コアラやカンガルーなど野生動物も被害を受けました。

この森林火災について、環境保護団体のWWF=世界自然保護基金は、オーストラリアの複数の大学と協力して野生動物の被害を調査し、28日、中間報告を発表しました。

それによりますと、火災の被害を受けた1146万ヘクタールで、死んだり住みかを追われたりした野生動物は、推計で合わせて30億匹に上るとしています。

内訳は、哺乳類が1億4300万匹、は虫類が24億6000万匹、鳥類が1億8000万羽、カエルが5100万匹などとしています。

このうち、死んだ野生動物の数は正確に把握できていないとしていますが、住みかを追われた動物たちも食料が不足していたため、生き延びるのは容易ではなかったと分析しています。

WWFは、今回のオーストラリアの火災について、「現代史上、野生動物の被害が最も大きかった自然災害の1つだ」と指摘しています。