米豪 香港問題や南シナ海領有権問題で足並みそろえ中国非難

米豪 香港問題や南シナ海領有権問題で足並みそろえ中国非難
アメリカとオーストラリアの外務・防衛の閣僚協議が開催され、南シナ海における中国の領有権の主張は認められないとの立場をそろって示しました。
ワシントンで開かれたアメリカとオーストラリアとの外務・防衛の閣僚協議には、アメリカからポンペイオ国務長官、エスパー国防長官、オーストラリアからはペイン外相、レイノルズ国防相が出席しました。

協議のあと出された共同声明は中国への非難が大部分を占め、香港で反政府的な動きを取り締まる「香港国家安全維持法」が施行されたことについて、「深刻な懸念」を表明しています。

また「中国政府の海洋権益の主張は、国際法のもとでは無効だ」としたうえで、「南シナ海で嫌がらせを受けずに石油・ガス開発や漁業を行う権利を支持する」として、ベトナムやフィリピンなどを念頭に、中国と南シナ海の領有権を争う国々の経済活動を支援する立場を示しました。

アメリカは今月、南シナ海の領有権問題について、当事国どうしでの解決を促す従来の立場から、中国に対抗する方針に立場を一転しています。

オーストラリアは、今回の協議でアメリカと足並みをそろえたことを示した形で、ポンペイオ国務長官は協議のあとの記者会見で「中国に対して立ち上がったオーストラリアを称賛したい」と述べました。