人種差別撤廃に尽力 ジョン・ルイス氏の追悼式典 米議会

アメリカでマーチン・ルーサー・キング牧師らとともに、人種差別の撤廃に尽力し今月死去した、ジョン・ルイス氏の遺体が27日、ワシントンの連邦議会議事堂に安置され、超党派の議員たちがルイス氏の死を悼みました。
30年余りにわたって民主党の下院議員を務めたジョン・ルイス氏の遺体は27日、飛行機でワシントンに到着し、車でリンカーン記念堂や、「黒人の命も大切だ」と書かれたホワイトハウス近くの通りに立ち寄ったあと、連邦議会議事堂に安置されました。

ひつぎには星条旗がかけられ、超党派の議員たちがひつぎを囲み、追悼の式典を行いました。

この中で、野党・民主党のペロシ下院議長は「ルイス氏は公民権運動の象徴であり、議会の良心だった。党の垣根を越えて誰からも尊敬され、愛されていた」と述べて、その死を悼みました。

また、秋の大統領選挙で、野党・民主党の候補者指名を確定させているバイデン前副大統領も訪れ、ルイス氏を追悼しました。

ルイス氏は1960年代、マーチン・ルーサー・キング牧師らとともに人種差別の撤廃に尽力し、公民権運動の象徴として尊敬を集めた人物で、今月17日にすい臓がんのため、80歳で亡くなりました。

アメリカでは、黒人の男性が白人の警察官に押さえつけられて死亡した事件を受けて、人種差別に抗議するデモが続いていて、ルイス氏の功績が改めて注目されています。