南シナ海 中国軍が実弾射撃訓練 米軍機も飛行 緊張高まる

南シナ海 中国軍が実弾射撃訓練 米軍機も飛行 緊張高まる
中国軍は28日までに、南シナ海の一部で実弾射撃訓練を行いました。一方、中国メディアはアメリカ軍機がこのところ、南シナ海上空に頻繁に現れ、中国大陸の近くを飛行しているものもあると伝え、米中の緊張が高まっています。
国営の中国中央テレビは、中国海軍が28日までに南シナ海の一部の海域で航空機を使った、実弾射撃訓練を行ったと報じました。

報道の中では、戦闘機が海上の標的に向かって実弾を射撃する様子が映されています。

中国軍は先週、今月25日から来月2日にかけて、南部広東省沖の南シナ海で、実弾射撃訓練を行うと発表しており、この訓練を指すとみられます。

一方、複数の中国メディアはアメリカ軍機が、このところ南シナ海上空を頻繁に飛行していると伝えています。

このうち中国中央テレビは今月23日に、P3C哨戒機などアメリカ軍機5機が南シナ海上空を飛行したとして「アメリカの動向は国際社会の警戒を高めている」と伝えています。

また、中国共産党系のメディア「環球時報」は27日、台湾のメディアを引用する形で、アメリカ軍機が今月6日から8日にかけて、南部広東省からおよそ100キロ程度離れた上空を偵察飛行したと伝え、中国メディアによるアメリカへの批判が強まっています。

米中両国は、新型コロナウイルスや香港の問題に加え、互いに在外公館を閉鎖するなど、対立を深めていますが、南シナ海をめぐっても緊張が高まっています。