豪雨で14人死亡の老人ホーム 事業再開を断念へ 熊本 球磨村

豪雨で14人死亡の老人ホーム 事業再開を断念へ 熊本 球磨村
記録的な豪雨による球磨川の氾濫で入所者14人が亡くなった熊本県球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」が、施設の移転のめどが立たないことなどから事業の再開を断念することが関係者への取材でわかりました。
球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」は、今月4日の記録的な豪雨で近くを流れる球磨川が氾濫し、施設の1階部分が水没して入所者14人が亡くなりました。

施設の顧問弁護士によりますと、「千寿園」は、大雨で球磨川が氾濫すると今後も浸水のおそれがあることや、施設を移転する見通しが立たないことから、事業の再開を断念する方針だということです。

「千寿園」を運営する社会福祉法人「慈愛会」では、職員88人のうち9割を今月中に解雇することにしていて、残る職員が今後遺族への説明や救助された入所者の受け入れ先施設を探す支援を行うことにしています。

顧問弁護士は「事業再開よりもまずは入所者や遺族の方への対応を優先したい。職員の多くも被災しているので、生活や仕事などについて相談するための面談を行っている」と話しています。