米議会 追加経済対策 共和党1兆ドル 民主党3兆ドルで攻防

米議会 追加経済対策 共和党1兆ドル 民主党3兆ドルで攻防
新型コロナウイルスの感染拡大に対応するための追加の経済対策について、アメリカ議会の与党・共和党は総額1兆ドル、日本円で100兆円規模を投入する案を発表しました。これに対して、野党・民主党は3倍の規模の対策を求めていて、今後、協議が本格化する見通しです。
27日、与党・共和党の幹部は追加の経済対策について、総額1兆ドル、日本円で105兆円の財政出動を行う案を発表しました。

この中では、各家庭への現金給付を再び実施するほか、今月末で期限を迎える週600ドルの失業保険の積み増し措置について、金額を縮小したうえで延長するとしています。

さらに、雇用を維持する企業や授業を再開する学校、それにワクチン開発などへの資金支援を盛り込んでいて、雇用や生活の早期の正常化を後押しするねらいを強調しています。

これに対して、野党・民主党は失業者などへの支援を柱に、この3倍に当たる3兆ドル、日本円で315兆円の案をすでに示しています。

アメリカではすでに過去最大の300兆円規模の経済対策が実施され、財政の極端な悪化も指摘されていますが、大統領選挙まで3か月余りとなる中、与野党とも独自色を出そうという思惑も見られ、駆け引きが一層激しくなりそうです。