山形で記録的な大雨 最上川が氾濫 厳重警戒を

山形で記録的な大雨 最上川が氾濫 厳重警戒を
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前線や低気圧の影響で山形県では記録的な大雨となり、最上川が氾濫しました。最上川やその支流では氾濫の危険性が高まっていて、厳重な警戒が必要です。すでに周囲で浸水が始まるなど状況が悪化している場合には、頑丈な建物の高い階に移動するなど安全を確保してください。
気象庁によりますと、前線や低気圧に暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定になり、28日は山形県の各地で記録的な大雨となりました。

山形県の雨は弱まっていますが、最上川では水位の上昇が続き、
▽28日夜11時50分に中流の大石田町横山付近で、
▽午前0時10分に大石田町大石田付近でも氾濫が発生し、国土交通省と気象庁は「氾濫発生情報」を発表しました。

警戒レベル5にあたる情報で、周辺自治体の住民に対し、自治体からの避難情報を確認するとともに、安全確保をはかるよう厳重な警戒を呼びかけています。

このほか最上川の上流や支流では氾濫の危険性が非常に高まり、「氾濫危険水位」を超えているところがあります。

また、山形県では土砂災害の危険性が非常に高くなり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

川のそばにいてすでに周囲で浸水が始まるなど状況が悪化している場合には、近くの頑丈な建物や自宅の高い階へ移動するなど、少しでも身の安全を守る行動をとってください。

また、川が氾濫していない地域でも、今後、川の水位が上がり、氾濫が発生するおそれもあります。

油断せず、身を守る行動を取ってください。

今後の見通しは

また29日は西日本から東北にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になる見込みで、雷を伴って激しい雨が降り、九州北部では局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。

29日夕方までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽九州北部で120ミリ、
▽東海と関東甲信で80ミリと予想されています。

土砂災害や川の増水のほか、落雷や竜巻などの突風にも十分な注意が必要です。

引き続き氾濫に厳重な警戒を

国土交通省によりますと、山形県を流れる最上川では大石田町で左岸にある橋付近から水があふれ出す氾濫が確認されたということです。

また、最上川の中流から下流にかけて、多くの観測所で水位が上がり続けているということです。

山形県では雨が弱まっていますが、これまでに降った雨が上流から下流に向かって流れ込んでいて中流や下流では今後も水位が上がり、29日の午前中にかけて水位の高い状態が続いて氾濫危険水位を超えるところが増える見通しです。

場所によっては、堤防から水があふれ、集落に流れ込むおそれがあり、引き続き氾濫に厳重な警戒が必要です。

国土交通省は、下流部には住宅地が広がっていることから、浸水が想定されている地域では、安全な場所に避難し、厳重な警戒を続けてほしいとしています。

雨がやんだ後も水位上昇

中流で氾濫が発生した山形県を流れる最上川では、今月26日から次第に水位が高くなり、雨がやんだ後も水位の上昇が続いていました。

国土交通省が山形県大石田町に設置した最上川の水位観測所のデータによりますと、雨が降り始めた今月26日の夕方ごろから次第に水位が上昇し、28日午後2時には「氾濫注意水位」を超える13メートル86センチとなりました。

その後、水位の上昇は雨が弱まったあともさらに続き、午後8時半に「氾濫危険水位」を超える16メートル92センチとなり、氾濫が発生した午後11時50分には、18メートル41センチにまで達しました。