東北・北陸中心 今夜にかけ大雨のおそれ 土砂災害などに警戒

東北・北陸中心 今夜にかけ大雨のおそれ 土砂災害などに警戒
k10012534091_202007280439_202007280441.mp4
前線と湿った空気の影響で東北から西日本の広い範囲で大気の状態が不安定になり、秋田県では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降っています。28日夜にかけては東北と北陸を中心に局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害や川の増水などに警戒が必要です。
気象庁によりますと、日本海から東北にかけて停滞する前線に暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、東北から西日本の広い範囲で大気の状態が不安定になっています。

この時間は、東北や北陸で局地的に雨雲が発達していて、28日午前3時半までの1時間には、
▽秋田県の大仙市で51ミリの非常に激しい雨が降ったほか、
▽新潟県の粟島浦村で40.5ミリの激しい雨が降りました。

これまでの雨で、秋田県、岩手県、新潟県、長野県、静岡県、岐阜県、長崎県、佐賀県では、土砂災害の危険性が非常に高まり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

このあと、停滞する前線上に低気圧が発生し、29日にかけて東北へと近づく見込みで、
▽東北と北陸では28日夜にかけて、
▽九州北部ではこのあと数時間、
雷を伴って激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降って大雨となるおそれがあります。

29日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▽東北と北陸で200ミリ、
▽東海で150ミリ、
▽関東甲信で100ミリなどと予想されています。

気象庁は、土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意するよう呼びかけています。

東北の日本海側や北陸などでは、太平洋側の地域よりも少ない雨量で災害が発生するおそれがあり、今後の情報に注意が必要です。

山形 新潟 雨量1か月分上回るおそれも

大雨が予想される東北の日本海側や北陸では、多いところで総雨量が200ミリか、それ以上に達するおそれがあります。

太平洋側の地域と比べると多くないように見えますが、平年の7月1か月分を上回る地域もあり、災害が発生するリスクが高まります。

例えば山形県内の主な都市での平年の7月1か月分の雨量は、
▽鶴岡市で201.5ミリ、
▽新庄市197.1ミリ、
▽米沢市で158.2ミリ、
▽山形市で157ミリなどとなっています。

また新潟県内の主な都市での平年の7月1か月分の雨量は、
▽長岡市で225.5ミリ、
▽三条市で220.3ミリ、
▽上越市で210.6ミリ、
▽新潟市で192.1ミリなどとなっています。

今回わずか1日か2日間で、これに匹敵するか、これを上回る雨量になるおそれがあります。

山形県内では平成7年8月に鶴岡市荒沢で1日で181ミリの雨が降り、土砂災害が発生しました。

新潟県では平成23年7月に、
▽加茂市の宮寄上で221.5ミリ、
▽阿賀町津川で209.5ミリ、
▽三条市で207ミリの雨量を、いずれも1日で観測し、各地で土砂災害が発生しました。

今後の情報に注意して、早めの避難を心がけるようにしてください。