ブラジル大統領 PCR検査で陰性 新型コロナウイルス

ブラジル大統領 PCR検査で陰性 新型コロナウイルス
新型コロナウイルスに感染していたブラジルのボルソナロ大統領は、PCR検査で陰性になったと発表しました。ボルソナロ氏は、新型コロナウイルスを「軽いかぜだ」と主張して脅威を否定していて、みずからの症状が軽く済んだことで、今後、経済活動の再開を加速させる構えを見せています。
今月初めに新型コロナウイルスに感染したことを公表していたブラジルのボルソナロ大統領は25日、PCR検査で陰性になったとみずからのツイッターで明らかにしました。

ボルソナロ氏は、新型コロナウイルスを「軽いかぜだ」と主張して脅威を否定していて、首都ブラジリアの公邸で隔離療養している間もたびたび支持者の前に姿を現し、距離を取りつつ対話する姿を見せていました。

そして、陰性が確認されると、公邸からオートバイに乗って外出し、支持者の前で健康をアピールし、大統領府も「さあ、前に進もう」というコメントを発表しました。

ブラジルは、アメリカに次いで世界で2番目となるおよそ240万人が感染し、死亡した人は8万6000人を超えて、貧困地区を中心に今も感染拡大が続いていますが、ボルソナロ氏は、みずからの症状が軽く済んだことで自信を深め、今後、経済活動の再開を加速させる構えを見せています。