イベント開催制限 来月末まで維持へ 4連休は感染防止策徹底を

イベント開催制限 来月末まで維持へ 4連休は感染防止策徹底を
新型コロナウイルスの1日の感染者の数が最も多くなる中、政府は、来月1日に緩和を予定していたイベントの開催制限を維持することになりました。高齢者の感染者も増加しており、23日からの4連休中も、感染防止策を徹底するよう呼びかけています。
新型コロナウイルスの新たな感染者は、22日、東京都で238人となったほか、大阪府で121人となるなど、1日の感染者の数としてはこれまでで最も多くなりました。

安倍総理大臣は、22日の対策本部で、「十分に警戒すべき状況だが、検査体制の拡充や医療提供体制の整備が進んでいることなどを踏まえると、4月の緊急事態宣言時とは大きく状況が異なっている」と指摘しました。

政府は、感染防止と社会経済活動の両立が基本方針だとして、22日から、観光需要の喚起策、「Go Toトラベル」を始めました。

一方、イベントの開催制限については、来月1日から、参加人数の上限を5000人とする制限を撤廃し、それぞれの施設の収容人数の半分程度にまで緩和する予定でしたが、イベント前後にも多数の人が集まり、感染が広がるきっかけになりかねないなどとして、来月末まで制限を維持することになりました。

政府は、医療提供体制は、依然として、ひっ迫した状況ではないとしながらも、高齢者の割合が徐々に増加しているとして、23日から始まる4連休中も、3つの密を避けることや、マスクの着用や手洗いなど、感染防止策を徹底するよう呼びかけています。