茨城県知事「都内への不要不急の移動や滞在自粛を」新型コロナ

茨城県知事「都内への不要不急の移動や滞在自粛を」新型コロナ
新型コロナウイルスの感染が都内で拡大していることを受けて、茨城県の大井川知事が緊急の記者会見を開き、県民に対して、都内への不要不急の移動や滞在を自粛するよう求めました。
この中で大井川知事は、都内での新型コロナウイルスの感染者のうち、感染経路が分からない人の数が、19日までの1週間の平均で一日当たり110人に上り、県の指針では「ステージ4」に当たると指摘したうえで、「都内の感染状況が著しく悪化している」などと述べ、県民に対して都内への不要不急の移動や滞在を自粛するよう求めました。

また、家族の帰省などで都内から県内を訪れる人に対しても自粛するよう求めたほか、都内に通勤、通学している人は感染予防策を取り、発熱などの症状が出た場合は、迷わずに帰国者・接触者相談センターに連絡してほしいと呼びかけました。

一方で、県内の感染者数や病床の稼働数を考慮して、県の指針は現在の「ステージ2」のまま据え置き、外出自粛や休業の要請は行わないとしたうえで、22日から始まる「Go Toトラベル」については、新型コロナウイルス対策と経済活動の両立を目指して進めていくべきだという考えを示しました。