パリでボートで映画鑑賞 カナダでは駐車場でライブ 新型コロナ

パリでボートで映画鑑賞 カナダでは駐車場でライブ 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染が広がる中、どのように文化芸術活動を続けることが出来るのか各国で工夫が行われていて、フランスのパリではセーヌ川でボートに乗りながらの映画鑑賞の催しが、カナダのトロントでは駐車場を会場にロックバンドのコンサートが行われました。
フランスの首都パリを流れる、セーヌ川では毎年この時期、人工の砂浜などが設けられ、バカンス気分を味わってもらうのが夏の風物詩となっていますが、ことしは新型コロナウイルスの影響で、文化や芸術を楽しむ機会が減る中、地元の映画会社が、パリ市と共同で大型のスクリーンを川べりに設置し、屋外で映画を楽しんでもらう催しが話題となっています。

観客は感染防止のため、セーヌ川に浮かべられた小型のボート38隻に乗って映画を鑑賞することになっていて、家族連れや友人どうしがコメディー映画を楽しんでいました。

映画を見た女性は「セーヌ川でも映画館と同じように鑑賞でき、すばらしかったです。夏の良い始まりになりました」と話していました。

一方、カナダ南部のトロントでは、広大な駐車場を会場に地元のロックバンドのライブを車の中で楽しむ催しが開かれました。

観客たちは躍動的なリズムに合わせて、車内で体を揺らしたり、応援メッセージを書いたプラカードを掲げたりして楽しんでいて、感染防止策を図りながら、各地で文化芸術活動を楽しむ工夫が進められています。