「たすき使わず」検討へ 全国高校駅伝 飛まつ防止で コロナ

「たすき使わず」検討へ 全国高校駅伝 飛まつ防止で コロナ
師走の京都で高校生ランナーがたすきをつなぐ「全国高校駅伝」について、大会の実行委員会は、ことしは飛まつを防止するため、リレーの際にたすきを使わない方向で検討を進めることを決めました。
17日は、12月20日に京都で行われる全国高校駅伝の実行委員会が大阪市内で開かれ、新型コロナウイルスの感染防止策を協議しました。

会議では、肩から掛けるたすきに選手の呼吸などから飛まつが付くおそれがあることから、ことしはリレーの際にたすきを使わない方向で検討を進めることを決めました。

各都道府県の予選は早いところで、ことし10月から始まるということで、大会の実行委員会は、たすきに代わるリレーの方法について検討を急ぐことにしています。

また、駅伝の一部の強豪校で競技力向上のために鉄剤注射が使われていた問題を受けて、去年から義務づけられた選手の血液検査の結果報告についても、医療現場への負担を考えて、ことしは実施しないことを決めました。