天皇皇后両陛下 コロナ禍での生活困窮者支援の説明受ける

天皇皇后両陛下 コロナ禍での生活困窮者支援の説明受ける
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天皇皇后両陛下は、新型コロナウイルスの影響が続く中、生活が困窮した人たちを支援している関係者から、現状や課題についての説明を受けられました。
両陛下は、感染拡大の影響が続く中、さまざまな分野の専門家などから詳しい説明を受けられています。

16日は、福岡県を拠点に生活が困窮した人たちを支援しているNPO法人の代表と厚生労働省の担当幹部から1時間半近くにわたって話を聞かれました。

この中で、寮などに住みながら働く非正規雇用の人たちが、今後、仕事と住まいを同時に失うケースが増える可能性が高いなどと説明されると、天皇陛下は「家を失うのは大変ですね」とか「現場は本当に大変なのですね」などと、繰り返し述べられたということです。

また皇后さまは、日本がアメリカと比べて社会的な孤立の度合いが5倍にもなるというデータに強い関心を寄せ、コロナが孤立に追い打ちをかけているという説明に熱心に聞き入られていたということです。

両陛下は予定の時間を大幅に超えて話を聞き、最後に「本当に大変でしょうけど、頑張ってください」などと、励ましのことばを贈られたということです。