症状軽い人など療養 新たに豊島区のホテルで受け入れ開始へ

症状軽い人など療養 新たに豊島区のホテルで受け入れ開始へ
新型コロナウイルスに感染したものの、軽症か無症状の人に療養してもらうために、東京都が追加で募集したホテルは、16日から豊島区内の1棟で受け入れが始まります。都内では感染が拡大していて、都は来週、さらにホテル1棟を確保することにしています。
東京都は、感染したものの入院の必要がないと診断された軽症か無症状の人に療養してもらうホテルを、ことし4月から借り上げていて、先月、追加でホテル事業者を募集していました。

その結果、豊島区のJR池袋駅に近いホテル1棟で、16日から受け入れが始まることになり15日、報道陣に公開されました。このホテルには175の客室があり、最大で110人程度が滞在できるということです。

都は、これまでに都内で5つのホテルを借り上げ、一時、最大で1100人余りを受け入れる体制を整えていましたが、すでに4つのホテルは契約の満了を迎えたか、今月末で迎えます。

現在は八王子市内のホテルだけで、都によりますと、このホテルには15日の時点で109人が滞在しているということです。

都内では今月に入って感染が拡大していますが、無症状か軽症の若い世代が多く、都は来週、さらにホテル1棟を確保して備えることにしています。

新型コロナウイルスの対策を担当する都福祉保健局の加藤みほ担当部長は「大切な人にウイルスを移さないため、安心してホテルを利用してもらえるように運営したい」と話していました。