韓国 入国後の隔離拒否した罪の日本人に有罪判決 新型コロナ

韓国 入国後の隔離拒否した罪の日本人に有罪判決 新型コロナ
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韓国で、新型コロナウイルスの対策として海外からの入国者に義務づけられている2週間の隔離を拒んだとして、感染症予防法違反の罪に問われている日本人男性に対し、ソウルの地方裁判所は、15日、懲役6か月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡しました。
韓国では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、海外からの入国者を対象に2週間の隔離が義務づけられています。

こうした中、ことし4月に韓国に入国した20代の日本人男性が、隔離を拒んで8回にわたって外出し、飲食店などを利用していたとして、外国人で初めて逮捕され、感染症予防法違反の罪で起訴されました。

裁判で、被告側は外国人であるため隔離の措置について十分に理解していなかったと主張したのに対し、検察側は懲役6か月を求刑していました。

ソウルの地方裁判所は、15日の判決で、「ウイルスを広げる危険性が高く、被告は責任を免れない」と指摘しました。

そのうえで、被告は反省しており、実際に感染を広げることもなかったなどとして、懲役6か月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡しました。

韓国政府は、このところ、海外からの入国者について、PCR検査で陽性反応が確認されるケースが後を絶たないことから、隔離の徹底を図るため、監視カメラの映像や、クレジットカードの利用履歴などをもとに、取締りを強化しています。