“最も深刻な表現に引き上げ” 東京都の専門家分析 新型コロナ

“最も深刻な表現に引き上げ” 東京都の専門家分析 新型コロナ
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新型コロナウイルスの感染の確認が連日、3桁となっている東京都内の感染状況について、都の専門家が4段階あるレベルのうち最も深刻な表現に引き上げ、「感染が拡大していると思われる」と分析していることが分かりました。
都内では、新型コロナウイルスの新たな感染の確認が今月12日までの4日連続で200人を超えるなど、連日、3桁となっています。

こうした状況について、都が依頼した医師や感染症の専門家が、4段階あるレベルのうち最も深刻な表現に引き上げ、「感染が拡大していると思われる」と分析していることが分かりました。

都内ではいずれも、14日までの1週間の平均で
▼新たな感染の確認がこれまでで最も多い173.7人となり、
▼感染経路がわからない患者も前の週の2倍近くに増えていて、
関係者によりますと、こうした状況を専門家が重く見たということです。

都は、15日午後、感染状況や医療提供体制について専門家から意見を聞く会議を開いたあと、夕方には小池知事が臨時の記者会見を開き、感染拡大の防止策の徹底などを呼びかけることにしています。

小池知事「感染状況 なかなか厳しい状況にある」

15日午後、感染状況や医療提供体制について都が専門家から意見を聞くモニタリング会議が開かれることについて、小池知事は「会議は毎週木曜日に開いているが、このところの傾向が注意しなければならない点も多々あるので1日早めた。専門家を招いて情報を分析し都としての考えをまとめていく」と述べました。

そのうえで、「感染の状況は拡大している。なかなか厳しい状況にあるという認識を持っている」と述べました。