神奈川 26人感染確認 集団感染の舞台公演の観客ら 新型コロナ

神奈川 26人感染確認 集団感染の舞台公演の観客ら 新型コロナ
神奈川県や横浜市などは14日、集団感染が起きている都内の舞台公演を見に行った客の女性など男女合わせて26人が新型コロナウイルスに新たに感染したことが確認されたと発表しました。
神奈川県によりますと集団感染が起きている東京 新宿の舞台公演を見に行った平塚市の60代の女性や大和市に住む郵便局の集配担当の男性など男女合わせて7人の感染が新たに確認されたということです。

平塚市の60代の女性は先月30日と今月4日に、舞台公演を見に行っていて、集団感染についての報道を見て14日、県に連絡し、検査で感染が確認されました。7人のうち4人は感染経路がわからないということです。

一方、横浜市によりますと20代から60代の男女9人と年齢と性別は非公表の1人の、合わせて10人の感染が新たに確認されたということです。20代の女性の1人は市内の認可保育園に勤務する保育士で、数日前から鼻づまりの症状があっため、今月10日に検査を受けて感染が確認されました。

保育園は14日から休園していて、市は15日、濃厚接触者とみられる園児と教職員と合わせておよそ40人の検体を採取して、PCR検査を行うことにしています。10人のうちこの保育士を含む7人は感染経路がわからないということです。

さらに川崎市も市内に住む30代から80代の男女合わせて6人の感染が新たにわかったと発表しました。80代の男性が中等症で市内の病院に入院していますがほかの5人は軽症か無症状だということです。また、50代の男女はそれぞれすでに感染が分かっている同僚や友人の濃厚接触者ですが、ほかの4人は感染経路が分かっていないということです。

このほか相模原市によりますと市内に住んでいて都内の大学に通う20代の大学生の男性と都内に住む50代の女性の感染が新たにわかりいずれも症状は軽いということです。大学生の男性の感染経路はわかっておらず、女性については、住んでいる都内の保健所が聞き取りを行っているため、これまでのところ感染経路を把握できていないということです。

横須賀市でも市内の病院に勤務する事務職員の20代の女性の感染が確認されました。女性はすでに感染が確認されている親族から感染したとみられ、横須賀市は職場での濃厚接触者はいないとしています。

NHKのまとめでは神奈川県内で発表された感染者はこれで1784人となり、このうち98人が死亡しています。