新宿 劇場の集団感染 ほかの劇場運営に深刻な影響

新宿 劇場の集団感染 ほかの劇場運営に深刻な影響
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東京 新宿の劇場で新型コロナウイルスの集団感染が発生した影響で、演劇の街として知られる東京 下北沢の劇場では公演の規模を縮小したいという劇団からの相談が寄せられ、対応に追われています。
東京 下北沢で8つの劇場を運営する「本多劇場グループ」は、都内のほかの小劇場とともに、感染防止のガイドラインを作成し先月1日、およそ2か月ぶりに営業を再開しました。
劇場では入り口に体温をチェックするサーモグラフィーを設置して検温を行っているほか、客席を半分以下に減らしたり、舞台と客席との間隔を2メートルほど空けたりする、感染予防対策を講じています。

徐々に劇場を利用する劇団も増えてきていますが、今回、新宿の劇場での集団感染が明らかになったことで、客席の数をさらに減らしたり、公演をオンラインでの配信に切り替えたりしたいという相談が寄せられているということです。
グループの本多愼一郎総支配人は「劇団がようやく作品を発表できるところまできましたが、もし劇場を再び休まなければならない事態になったらと考えるとなんとも言えません。そうならないためにも、個別に劇団と協議して対策を強化していきたい」と話していました。