島根 江の川で氾濫発生 江津市川平地区と桜江町田津地区付近

島根 江の川で氾濫発生 江津市川平地区と桜江町田津地区付近
島根県によりますと、県西部を流れる江の川は江津市の川平地区と桜江町田津地区付近で、氾濫が発生したということです。
浜田河川国道事務所と気象台は5段階の警戒レベルのうち、最も高いレベル5にあたる氾濫発生情報を発表して、最大級の警戒を呼びかけています。

氾濫発生は2か所

国土交通省中国地方整備局によりますと、氾濫が発生したのは島根県を流れる江の川下流にあたる江津市の桜江町田津と、江津市の川平地区の2か所です。

付近の集落は比較的高い位置にあるということで、午前10時半時点で住宅が水につかっている情報はないということです。

また川平地区では、詳しい情報は入ってきていないとうことで、中国地方整備局は流域の住民に安全を確保するよう呼びかけています。

国土交通省浜田河川国道事務所によりますと、江の川で氾濫が発生した2か所では、14日朝7時ごろ、川を見回っていた地元の業者が、水があふれているのを見つけたということです。

周辺は堤防が無く、田畑が多い場所だということで、今のところ、住宅が浸水したという情報は入っていないということです。

住宅浸水の通報相次ぐ

島根県の江津邑智消防組合によりますと、氾濫が発生している江の川沿いの美郷町で「住宅に取り残された」という通報があり、浸水した住宅で70代の男性の救助活動を行っているということです。

また、江津市や川本町、美郷町で住宅が浸水したという通報が相次いでいるいうことです。

川平地区 避難の住民8人と市の職員2人が移動できず

島根県江津市によりますと、氾濫が発生した川平地区では、避難所となっている松平地域防災拠点施設の周辺の道路が冠水し、避難している住民8人と市の職員2人が、移動できない状況になっているということです。

施設が浸水するような状況ではないということで、市は水が引くまで、その場で待機するよう指示しているということです。

2年前の西日本豪雨でも被害

江の川に面した島根県江津市桜江町の川から数百メートルほど離れた高台に住む80代の女性によりますと、午前9時ごろから川の水が増水したあと、まもなく川沿いの国道が冠水し、通れなくなったということです。

女性によりますと、周辺は、2年前の西日本豪雨の際にも冠水したということで「今は雨がやんで静かですが、畑や田んぼも水につかっていて茶色い水が波打っています。これからまた雨が降るとさらに増水するのでまだ不安です」と話していました。

今後も水位は上昇か

江の川を管理する国土交通省によりますと、比較的、上流にあたる広島県内では、氾濫危険水位は超えているものの水位は下がり始めているということですが、下流部にあたる島根県内では、水位が上がり続けているということです。

下流部では、昼すぎにかけて水位が上がる見込みで、その後も、夕方ごろまでは氾濫危険水位を超えた状態が続く見通しだということです。

国土交通省によりますと、江津市で氾濫が発生した場所では田畑が水につかったという情報が入っていて、今後、浸水の範囲が広がる可能性があるほか、別の場所でも氾濫のおそれがあるということです。

下流部には住宅地もあり、引き続き、警戒を続けてほしいとしています。
国土交通省のホームページによりますと、江の川は、広島県の山間部が源流で、その後、島根県に入り、島根県江津市で日本海に流れ込む全長200キロ近くの中国地方最大の河川です。