香港 天安門事件の追悼集会呼びかけ罪に 代表ら会見で政府批判

香港 天安門事件の追悼集会呼びかけ罪に 代表ら会見で政府批判
先月、香港で行われた天安門事件の追悼集会を呼びかけたとして、違法な集会に関わった罪に問われた市民団体の代表らの初公判が開かれ、これを前に代表らは「集会の自由が弾圧されている」などとして政府を批判しました。
香港で先月4日に開かれた、天安門事件の追悼集会をめぐり、市民団体の李卓人代表や、何俊仁元代表、それに中国に批判的な論調で知られる新聞の創業者、黎智英氏ら13人が違法な集会に関わった罪に問われています。

ことしの集会は、警察が、新型コロナウイルスの感染防止を理由に初めて開催を許可しませんでしたが、多くの市民が公園に集まり、犠牲者に祈りをささげました。

13日初公判が開かれ、これを前に13人が記者会見し、李卓人代表は「警察はこれまでずっと開催してきた集会を弾圧しており、裁判を受けなければならないのは警察のほうだ。私たちには集会の権利がある」と述べて、政府の対応を批判しました。

また、13日は中国で民主化を訴え続け、ノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏が亡くなった命日にあたるため、全員で黙とうしました。

31年前に北京で民主化を求める学生らの運動が武力で鎮圧された天安門事件をめぐっては、中国本土ではタブー視されているものの、香港では事件が起きた日に合わせて、毎年大規模な追悼集会が開かれてきました。

しかし、香港では、先月末、香港国家安全維持法が施行され、今後はこうした集会自体が開催できなくなるのではないかとの懸念が広がっています。