想定は“中国軍の侵攻” 台湾恒例の大規模軍事演習始まる

想定は“中国軍の侵攻” 台湾恒例の大規模軍事演習始まる
台湾で中国軍の侵攻を想定した、毎年恒例の大規模な軍事演習が13日から始まり、台湾周辺で中国軍の活動が活発化するなか、蔡英文政権は防衛力の強化に力を入れる姿勢を示すものとみられます。
台湾では、中国軍の侵攻を想定した陸海空軍合同の大規模な演習が毎年行われていて、ことしは、新型コロナウイルスの感染対策のため、4月に予定されていた図上演習が9月に延期されたものの、兵士が参加する演習は予定どおり13日から5日間の日程で始まりました。

台湾の国防部によりますと、初日の13日は、戦闘機や輸送機を投入した緊急展開の訓練や民間の医療機関も参加して生物化学兵器による攻撃を想定した訓練が行われました。


台湾のメディアによりますと、演習の3日目には13年ぶりに潜水艦から魚雷を発射する訓練も行われるということです。

今月16日には中部・台中で実弾演習の様子がメディアに公開される予定で、蔡英文総統も現地で視察するものとみられます。

蔡総統は、13日、ツイッターに「兵士たちは、地域の安定、そして自由と民主主義を守るため、日々、努力している」などと投稿しました。

台湾周辺では、先月、中国軍の戦闘機が4日連続で台湾の南西の空域に一時的に入るなど活動を活発化させていて、蔡政権は今回の演習で、防衛力の強化に力を入れる姿勢を示すものとみられます。