米企業 4-6月期決算発表本格化 業績見通し示せるか注目

米企業 4-6月期決算発表本格化 業績見通し示せるか注目
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アメリカでは、ことし4月から6月までの企業の決算発表が、今週から本格的に始まります。「大恐慌以来の景気悪化」とも言われたこの期間の業績に加え、市場では、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、各企業が今後の業績見通しを示せるかにも注目が集まっています。
ことし4月から6月までの決算発表は、今週から本格的に始まり、金融、IT、サービス、それに自動車などの発表が今月末にかけて続きます。

アメリカではこの3か月間は、新型コロナウイルスの感染拡大が続き経済活動がほぼストップした最も深刻な時期にあたり、多くの業種で厳しい決算内容となることが予想されています。

ただ、IT関連企業は、「巣ごもり消費」や「ネット通販」の拡大などで、売り上げの増加などが見込まれ、いわば「1人勝ち」の状況で、ネットフリックスやアマゾン・ドット・コム、それにアップルなどの決算が注目されます。

一方、市場では、前回の決算発表でほとんど示されなかった、各企業の業績見通しがどれほど明らかになるかにも関心が集まっています。

この中では新型コロナウイルスの感染拡大の長期化に加え、11月の大統領選挙に向けた候補者の経済政策なども踏まえて、企業が景気の先行きをどう見込んでいるかが焦点となります。