豪雨被災地 ボランティアが各地で復旧作業に

豪雨被災地 ボランティアが各地で復旧作業に
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豪雨被害を受けた熊本県人吉市では、新型コロナウイルスなどの影響でボランティアが集まるか心配されていましたが、12日は地元の人たちを中心に一日のめどとしていた200人を上回る230人以上が集まり復旧作業にあたりました。

熊本 人吉「コロナがあるので 地元の人間で頑張るしかない」

球磨川の氾濫で住宅や店舗が広く浸水した人吉市と球磨村の社会福祉協議会は、10日、ボランティアセンターを設置しました。

11日は大雨で受け入れを中止したほか、新型コロナウイルスの感染予防のため県内の人に限って募集しているため、人が集まるのか心配されていました。

しかし、朝から午前10時までに1日のめどとしている200人を上回る236人が集まりました。

地元などから集まったボランティアの人たちは、受け付けで検温や消毒を済ませたあと、手早く派遣先の住宅を確認し、車で現場に向かっていました。

ボランティアをしようと訪れた多良木町の75歳の男性は「コロナのことがあるので、地元の人間で頑張るしかないと思って来ました」と話していました。

人吉市社会福祉協議会の松岡誠也事務局長は「人を集めるのが難しいと思いましたが本当に多くの方の協力をいただき感謝しています」と話していました。ボランティアの受付は毎日、午前9時から人吉市の東間コミュニティセンターで行われます。

大分 天瀬町 200人超のボランティア集まる

記録的な豪雨で近くを流れる玖珠川が氾濫し、旅館などが水につかる被害が出た大分県日田市天瀬町では12日からボランティアセンターが開設し、参加した多くの人たちが被害を受けた住宅などの片づけを手伝いました。

ボランティアセンターは日田市天瀬町にある旧あまがせ公民館に設置され、12日朝から受け付けが始まりました。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、参加できるのは大分県内に住んでいる人だけで、参加者は検温などを済ませると、担当者から作業内容などの説明を受け、スコップやバケツなどを持って、それぞれの場所へ向かいました。

このうち、1階が水につかる被害を受けた川沿いの住宅では、ボランティア10人が床にたまった泥をかき出したり、家具を片づけたりしていました。

ボランティアセンターを運営する日田市社会福祉協議会によりますと、午前中は200人を超える人が集まったということです。

大分市から来た51歳の男性は、「被害を見てことばがなく、何かしたいと思って参加しました。早く昔の風景を取り戻せるようになってほしい」と話していました。

また、家主の63歳の男性は、「これだけの人数がいれば早く片づけが進みます。本当に助かります」と話していました。

岐阜下呂 小坂町 市民で200人に限定

大雨による土砂崩れで大きな被害が出た岐阜県下呂市小坂町では市内に住む人に限定して12日からボランティアの受け入れが始まりました。

ボランティアの受け入れは、下呂市の社会福祉協議会が行い、新型コロナウイルスの感染予防のため事前に申し込みがあった下呂市内に住む200人に限定して受け付けました。

ボランティアの人たちは職員から検温を受けて、手続きをしたあと、バスに乗って次々と現場に向かいました。

このうち、土砂の流入があった長瀬地区の住宅では、敷地内にたまった泥をスコップなどですくい、バケツなどに入れて撤去していました。

参加した22歳の男性は、「身近なところで被害がありひと事ではないと思い参加しました。泥も重くて住民だけでは片付けは難しいので、少しでも力になりたいです」と話していました。

この住宅に父親が1人で住む二村伸江さん(55)は「自分たちだけでは手つかずだったので感謝の気持ちしかありません」と話していました。