サッカーJ1 観客を入れて試合開催 新型コロナ感染防止策も

サッカーJ1 観客を入れて試合開催 新型コロナ感染防止策も
サッカーJ1も11日から最大5000人の観客を入れて試合を開催しました。川崎フロンターレのホームスタジアムではスタッフが開場を待つ観客に、一定の距離を空けて列をつくるように呼びかけるなど、新型コロナウイルスの感染防止策がとられていました。
Jリーグは政府の方針にのっとって10日行われたJ2の1試合から最大5000人まで観客を入れて試合を開催することになり、11日からJ1も行われます。

フロンターレが柏レイソルと対戦する川崎市の等々力競技場では、スタッフが開場を待つ観客に、一定の距離を空けて列をつくるように呼びかけたり、検温や消毒を求めたりするなど新型コロナウイルスの感染防止策がとられていました。

フロンターレでは、1メートル以上の間隔を空けてもらうため、選手の原寸大の足形をプリントしたものを地面に貼って誘導するなど、ファンに楽しんでもらいながら協力を得るための工夫も行っていました。

また感染防止のガイドラインで大声や歌での応援が禁止される中、新しい応援スタイルとして、タオルを掲げることやクラブカラーの水色のものを身につけたり、空いている座席に置いたりして一体感を演出してほしいと呼びかけているということです。

家族連れの男性は「観戦は開幕戦以来です。人が少なくていつもとちょっと違う雰囲気だが、静かに楽しみたい」と話していました。

この男性の大学生の娘は「1週間前からこのために勉強を頑張ってきました。声を出して応援できないけど、来られるだけで幸せだ。ずっと早く観戦に行きたいと思っていた。ルールを守って楽しみたい」と話していました。