「無印良品」41億円余赤字 国内外の店舗休業で 新型コロナ影響

「無印良品」41億円余赤字 国内外の店舗休業で 新型コロナ影響
「無印良品」を展開する良品計画のことし5月までの3か月間の決算は、新型コロナウイルスの影響で国内外で店舗が休業したため、最終的な損益が41億円余りの赤字になりました。
発表によりますと、
▽売り上げは29.9%減って787億円余り、
▽最終的な損益は41億円余り、の赤字でした。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で「無印良品」の国内の店舗が一時6割以上休業し、海外でもアメリカやヨーロッパを中心にほとんどの店が休業したことで売り上げが大きく落ち込みました。

また会社は、アメリカで18店を運営する現地の子会社が、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条の適用を裁判所に申請し、事業を続けながら不採算店の閉店を進めていくと発表しました。
松崎曉社長は会見で「新型コロナウイルスの収束が見えず、消費が回復軌道に乗る実感も薄い。生活様式や消費者心理の変化を捉え、商品や販売力を強化していきたい」と述べました。