熊本 杖立温泉 18の旅館やホテルのほとんどに土砂や水流れ込む

熊本 杖立温泉 18の旅館やホテルのほとんどに土砂や水流れ込む
熊本県小国町の「杖立温泉」では今回の大雨で、温泉街にあるほとんどの旅館やホテルに土砂が流れ込むなど、深刻な被害が出ています。
小国町では、今回の大雨で人的被害は出ていませんが、各地で土砂が崩れて道路が通れなくなったり、住宅などが倒壊したりする被害が相次いでいます。

大分県境に近く、湯治場として1800年以上の歴史があるとされる「杖立温泉」では、温泉街を流れる杖立川があふれた上、山の土砂が崩れ、18ある旅館やホテルのほとんどに土砂や水が流れ込みました。
このうち、地元の観光協会長を務める権藤芳春さん(69)の旅館では川からあふれた水が床上2メートルほどに押し寄せ、裏山の大量の土砂が1階の壁を押し破りました。

また、2階の大浴場にも土砂が入り込み、温泉をくみ上げる配管も壊れるなど深刻な被害が出ていて、今の時点では再開のめどがたてられないということです。
権藤さんは「自然災害なのであすはわが身と思っていましたが、実際に起きてみるとつらいです。被害が大きくて営業をやめようというところが出てしまうかもしれません」と話していました。