小池都知事 感染拡大防止へ「新しい日常」徹底を 新型コロナ

小池都知事 感染拡大防止へ「新しい日常」徹底を 新型コロナ
東京都内で2日連続で感染の確認が200人を超える中、東京都の小池知事は、記者会見で、「さらなる警戒が必要な段階だ」としたうえで、感染拡大を防止するため、都民や事業者に対し「新しい日常」の徹底について改めて協力を呼びかけました。
この中で小池知事は、「きのうの都内の新規陽性者数は224人とこれまでで最多で、都民は大変心配していると思う。1日あたり3000件を超えるPCR検査が実施されていることや、陽性者が出た接待を伴う飲食店の事業者の協力を得て、従業員が集団で検査を受けるケースがあることなどによって全体の陽性者数が増えている。更なる警戒が必要な段階だ」と述べました。

また、「おかしいなと思った方々が検査を受けられるようになった。みずからの健康状況を知ったうえで、感染しないさせないことが広がることは、むしろ是として受け止めるべきではないか。ちょっとでもおかしいなと思った人は、できるだけ早めに検査を受けて頂きたい」と呼びかけました。

そのうえで、「都民や事業者には感染拡大防止の基本となる手洗いの徹底やマスクの着用、『3つの密』を避けた行動、都や業界団体が策定したガイドラインの実践など、『新しい日常』の徹底について改めて協力をお願いする」と呼びかけました。

そして、このあと行う埼玉・千葉・神奈川の各県知事とのテレビ会議について、「1都3県は日々多くの人々が往来している。ここ最近の新規感染者数の増加を受け、改めて現状について意見交換する」と述べました。

さらに、小池知事は10日夜、新宿区の吉住区長や豊島区の高野区長とともに西村経済再生担当大臣と面会し、専門家も交えて、いわゆる夜の街対策などについて意見交換を行う予定だとして、引き続き、国や区市町村などと連携して対策を進めていく考えを示しました。