接触確認アプリ 感染者からの登録3人も「一定の効果」厚労相

接触確認アプリ 感染者からの登録3人も「一定の効果」厚労相
新型コロナウイルスに感染した人と濃厚接触した疑いがある場合に通知を受けられるアプリで、感染した人からの登録が3人にとどまっていることについて、加藤厚生労働大臣は、「仕組みを作り上げていく途上だ」と述べ、一定の効果はあると強調しました。
このアプリは、スマートフォンを持っている人どうしが一定時間以上近づくと、相手のデータを互いに記録し、感染した人がアプリに登録すると相手先に濃厚接触の疑いが通知される仕組みですが、感染した人の登録は8日までに3人にとどまっています。

加藤厚生労働大臣は、閣議のあとの記者会見で、記者団が「アプリは機能していないのではないか」と質問したのに対し、「スタートしたばかりで、利用者みんなで仕組みを作り上げていく途上だ。3人のかたが登録していただいたことで、通知を受けて検査に行った人もいると思う」と述べ、一定の効果はあると強調しました。

そのうえで、「アプリのダウンロード数は632万件にまで増えている。国民みんなで感染防止の仕組みを作りあげたいので、感染が確認された人はアプリへの登録をお願いしたい」と述べ、協力を呼びかけました。