大手生活用品メーカー アイリスオーヤマ 国内でマスク生産開始

大手生活用品メーカー アイリスオーヤマ 国内でマスク生産開始
大手生活用品メーカーのアイリスオーヤマは、9日から国内でマスクの生産を始め、夏場でも蒸れないよう通気性などを高めたマスクを供給することにしています。
アイリスオーヤマは、中国の自社工場でマスクを生産していますが、国内により安定的に供給できるよう宮城県角田市の工場に設備を導入し、9日から生産を始めました。

生産工程の大半は自動化され、1日に150万枚生産できます。

生産するマスクの大半は、従来のマスクに比べてフィルター部分に特殊な細い繊維を使うことで、通気性が高く、着用時の顔の温度の上昇を抑えることができるということです。

8月中には、ラインの数を増やして国内トップクラスの月1億5000万枚が生産できるようになるということです。

会社には、新型コロナウイルスの影響で、これまで取り引きがなかった企業や学校、それに空港などからも備蓄用としての注文が増えているということです。

アイリスオーヤマの大山晃弘社長は「一時は落ち着いた感染者の数が再び増える傾向も見られ、マスクの需要は底堅く推移している。いまだに生産量は足りないと感じているので増産に努めたい」と話していました。