羽田~シカゴ便が就航 コロナ影響で3か月遅れ

羽田~シカゴ便が就航 コロナ影響で3か月遅れ
新型コロナウイルスの影響で、羽田空港で就航が延期となっていたアメリカの大手航空会社のシカゴ行きの便が、3か月余り遅れて、7日に運航を開始しました。
羽田空港では、ことし3月に欧米や中国の路線を中心に、国際線が1日50便増便される計画でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、多くの路線で就航が延期となっていました。

このうち、アメリカの大手航空会社、ユナイテッド航空は、新たに開設されたシカゴ路線の就航を延期していましたが、夏に向けて旅客の需要が見込めるとして、7日から運航を開始しました。

チェックインカウンターでは出発時刻の2時間半前から、乗客に38度以上の熱や、味覚や嗅覚の異常など、新型コロナウイルス感染の症状がないかを確認していました。

また、搭乗ゲートでは7日の七夕に合わせて、乗客が短冊に願い事を書いて、ささに飾りつけたり、地上スタッフから記念品を受け取ったりして機内に乗り込んでいました。

国土交通省によりますと、羽田空港の国際線では今月から、フィンランドやトルコの路線が新たに就航するなど、国際線の便数は徐々に増えているということです。

ワシントンの自宅に戻るという70代の男性は「新型コロナの影響で、便がキャンセルになり帰国できませんでしたが、ようやく自宅に帰ることができてうれしいです」と話していました。