埼玉県「LINE」で濃厚接触者の可能性ある人に通知システム導入

埼玉県「LINE」で濃厚接触者の可能性ある人に通知システム導入
埼玉県内でも接客を伴う飲食店で新型コロナウイルスの感染者が相次ぐ中、埼玉県は通信アプリ「LINE」を使って濃厚接触者の可能性がある人に通知するシステムを導入することになりました。
新たに導入するのは「埼玉県LINEコロナお知らせシステム」で、大野知事が7日、記者会見で発表しました。

埼玉県内でもさいたま市や越谷市のキャバクラ店でクラスターが発生し、濃厚接触者の特定が課題となっています。

新たなシステムでは、飲食店などがQRコードを店頭に掲示し、利用者にスマートフォンなどで読み取ってもらいます。

そして店で感染者が確認された場合、同じ時間帯に利用していた人に、「LINE」を通じて情報が届くということです。

情報は本人以外には知らされないということで、県は7月10日から、運用を始めるということです。

県によりますと5日までの1週間の県内の感染者は、▽20代と30代がおよそ70%を占め、▽感染が疑われる場所も接客を伴う飲食店などが30%近くと最も多くなっています。

大野知事は「ここで感染拡大を防がないと深刻な状況になりかねない。来店者全員が利用することで効果を発揮するので、多くの方に利用してもらいたい」と話しています。