大分 熊本 筑後川水系の下筌ダム 緊急放流開始 水位上昇に注意

大分 熊本 筑後川水系の下筌ダム 緊急放流開始 水位上昇に注意
国土交通省九州地方整備局によりますと、大分県と熊本県にまたがる下筌ダムで午前10時半ごろまでに筑後川水系の津江川への緊急放流を開始したということです。
九州地方整備局は下流の大分県日田市などの住民に対し、今後の川の水位の上昇や雨の状況に注意するよう呼びかけています。

緊急放流は異常洪水時防災操作と呼ばれ、通常の放流と異なって、これ以上ダムに水をためられないと想定される際に、ダムに流れこんでくる大量の水を下流に流す操作です。

下筌ダム 「緊急放流」の経過

午前10時半ごろまでに「緊急放流」が開始された大分県と熊本県にまたがる下筌ダムのこれまでの詳しい経過です。
<6日夜から流入量が増加>
国土交通省によりますと、ダムに流入する水の量は6日午後3時の時点では毎秒250トンほどでしたが、断続的に雨が強まり始めた6日午後10時には4倍以上の1120トン余りになり、ダムの水位も17メートルほど上昇しました。

ダムに流入する水の量より下流へ放流する水の量を減らす操作が行われていたため、この時点の放流量は流入する量の3分の1ほどの毎秒およそ347トンでした。
<流入量が一時 当初の7倍超>
さらに7日の明け方になって雨が激しくなり、午前6時の時点での流入量は、当初の7倍を超える毎秒1960トンを超え、ダムの水位も6日午後10時から15メートルほど上昇しました。

その後、雨はいったん弱まり、午前10時の時点での流入量は毎秒730トン余りまで減りましたが、水位は7メートルほど上昇、ダムが貯水できる最高水位にあと6メートルと迫っていました。
<緊急放流で徐々に放流増加>
この時点で、ダムから下流に放流される水の量は毎秒348トンほどでしたが、「緊急放流」が発表されたあとの午前11時の時点では毎秒357トンほど、午前11時半の時点では363トンほどと、徐々に増えていっています。