新潟市は4日、新たに1人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。県内での感染の確認は16日ぶりです。

新たに感染が確認されたのは、新潟市東区に住む20代の外国籍の会社員の男性です。

市によりますと、男性は先月30日に東京から新幹線とタクシーを乗り継いで新潟の自宅に戻ったあと、今月2日、けん怠感と発熱の症状が出たため、「帰国者・接触者相談センター」に相談したということです。

そして検査の結果、4日に陽性が判明したということです。

新潟市はこの男性の詳細な行動歴について公表していませんが、本人から聞き取った話として、東京で一緒にいた人が今月2日に感染していることが確認されたということです。

また、男性は帰宅後に勤務先に出社していたということで市では濃厚接触者がいないかなど調査しています。

新潟市保健管理課の田辺博課長は「首都圏などでは感染者の増加傾向が見られる。県外に行く場合は、訪問先の発生状況を確認し、3密などは避けて行動してもらいたい。また帰ってきたら体調を確認し、症状が出たら早めに相談してもらいたい」と呼びかけていました。

県内での感染の確認は先月18日以来16日ぶりで、感染者は84人となりました。新潟市では2日、入院していた最後の患者が治療を終えたと発表したばかりでした。