天皇皇后両陛下 障害者福祉の説明受けられる

天皇皇后両陛下 障害者福祉の説明受けられる
天皇皇后両陛下は、新型コロナウイルスの影響が続く中、障害者福祉施設などでつくる団体の代表らから施設の状況や課題について説明を受けられました。
両陛下は、感染拡大の影響が続く中、さまざまな分野の専門家などから詳しい説明を受けられています。

3日は、障害者福祉施設などでつくる団体の代表ら3人の関係者から、施設の状況や課題について1時間ほど話を聞かれました。

この中で、施設の入所者が、外出の制限があったり、家族と面会できなかったりして大きなストレスを抱えていることが説明されると、天皇陛下は心配した様子で「今後はどのように対応されますか」と尋ねられたということです。

また、知的障害がある利用者が入所している複数の施設で集団感染があったことが説明されると、皇后さまは「非常に大変な状況だったのではないですか」などと、ねぎらいのことばをかけられたということです。

説明にあたった全国身体障害者施設協議会の日野博愛会長は「じっと目を見てメモを取るなど、現場の声を真剣に聞いていただき感謝しています。感染が収束した際には現場に足を運びたいという気持ちがにじみ出ているように感じました」と話していました。

両陛下は、今後も新型コロナウイルスの影響について、外部の専門家などから説明を受けられる予定です。