PCR検査や受診相談を積極的に実施 都内のコロナ感染急増受け

PCR検査や受診相談を積極的に実施 都内のコロナ感染急増受け
新型コロナウイルスの新たな感染者が、東京都で2日連続で100人を超えたことについて、政府は、新宿や池袋など複数の地域の接待を伴う飲食店で感染者が増えていることから、PCR検査や受診相談への対応を積極的に実施するなど、感染拡大の防止に全力を挙げる方針です。
新型コロナウイルスの新たな感染者は3日、東京都内で124人確認され、2日連続で100人を超えました。

これについて、安倍総理大臣は3日、総理大臣官邸で、加藤厚生労働大臣や西村経済再生担当大臣らと会談し、医療提供体制は確保できており、再び緊急事態宣言を出す状況ではないとしたうえで、引き続き、警戒感をもって注視していくことを確認しました。

西村大臣は東京都の小池知事や、政府内に新たに設置された「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の分科会長に就任した尾身茂氏とも意見を交わし、新宿や池袋のクラブなどのPCR検査や受診相談で感染者が増えているほか、ほかの地域でも感染が確認されており、迅速に対策を実施する必要があるという認識で一致しました。

政府は、都内のクラブなどの接待を伴う飲食店に対し、感染防止を図るためのガイドラインの順守を求めていくとともに、新宿で行ってきたPCR検査や受診相談への対応を池袋などのほかの地域でも積極的に実施するなど感染拡大の防止に全力を挙げる方針です。