新型コロナ対策で教員確保などを文科相に要望 全国知事会など

新型コロナ対策で教員確保などを文科相に要望 全国知事会など
学校現場での新型コロナウイルスの感染防止策をめぐり、全国知事会など3つの地方団体が、クラスを少人数化した場合に必要となる教員の確保などを萩生田文部科学大臣に要望しました。
この中で、全国知事会と全国市長会、それに全国町村会の会長らは、現在の40人学級では、児童・生徒たちが感染防止のための社会的距離を確保するのは困難だとして、クラスを少人数化した場合に必要となる教員の確保を求めています。

また、学校が再び臨時休校となった場合に対応できるよう、オンライン学習の環境整備のため、ICT=情報通信技術の専門的な知識を持った人材の学校への配置を求めているほか、端末の更新費などの財政措置を拡充するよう求めています。

萩生田文部科学大臣は「少人数学級編成の必要性は認識しており、しっかり取り組んでいきたい」などと応じたということです。

要望のあと、全国町村会の荒木泰臣会長は記者団に対し、「国には速やかな支援をお願いしたい」と述べました。