日航ジャンボ機墜落事故 慰霊式 規模縮小し実施へ 群馬 上野村

日航ジャンボ機墜落事故 慰霊式 規模縮小し実施へ 群馬 上野村
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520人が犠牲になった日航ジャンボ機の墜落事故から35年となる、8月12日に予定されている追悼慰霊式について、主催する地元の群馬県上野村などは、新型コロナウイルスへの感染を防ぐため、参列者の数を減らし規模を縮小して実施することを決めました。
昭和60年8月12日、日本航空のジャンボ機が群馬県上野村の山中に墜落し520人が犠牲になりました。

毎年、事故が起きた日に墜落現場の山のふもとにある「慰霊の園」で、遺族や地元の人、それに日本航空の関係者など200人以上が参列して追悼慰霊式が行われています。式では、参列者が墜落時刻の午後6時56分に黙とうをして犠牲者を追悼するとともに、悲惨な事故が繰り返されることがないよう空の安全を祈っています。

ことしは、事故から35年となりますが、式を主催する地元の上野村などは、新型コロナウイルスへの感染を防ぐため、参列者の数を減らし規模を縮小して実施することを決めました。

村によりますと、当日、密集を避けるため慰霊式が始まる前の午後1時から5時まで、遺族に限り式の会場で追悼できるようにするということです。

例年、早朝から行われている慰霊登山については、感染防止のほか、去年の台風19号の影響で登山道が崩れるなど完全に復旧していないことから、遺族や関係者に限定するということです。

一方、前日の8月11日に遺族や地元の人たちが参加して行う「灯籠流し」は中止するということです。