空港の屋外で働くスタッフ 熱中症対策でマスク外し認める

空港の屋外で働くスタッフ 熱中症対策でマスク外し認める
新型コロナウイルス対策としてマスクの着用が求められる中、この夏、心配なのが熱中症です。空港の屋外で働く地上スタッフは厳しい日ざしのもとで長時間作業することも多いため、航空会社は、状況によってマスクを外すことを認めるなど対策の見直しを進めています。
空港の駐機場など、屋外で働く航空会社の地上スタッフは、これからの時期、厳しい日ざしのもとで長時間にわたって作業をする必要があり、熱中症対策と感染症対策の両立が課題となっています。

全日空は現在、職場では必ずマスクを着用するよう求めていますが、地上スタッフについてはほかの人との間隔が十分確保できる場合には外していいことにしました。

羽田空港の駐機場では2日午前中から強い日ざしが照りつけ、スタッフたちは旅客機の誘導や荷物の積み降ろしなどそれぞれの持ち場に分かれたあとは、マスクを外して作業に当たっていました。

会社ではこのほか、地上スタッフに対して通気性のいい生地の作業着を新たに採用するなどの対策を取っているということです。

ANAエアポートサービスの松井晋吾マネージャーは「夏場の駐機場は、暑さが厳しく注意が必要だ。屋外では状況に応じマスクを外すが、熱中症対策も必要なので理解してもらいたい」と話しています。