感染者急増なら再び「宣言」発出も 政府は慎重に分析 コロナ

感染者急増なら再び「宣言」発出も 政府は慎重に分析 コロナ
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新型コロナウイルスの新たな感染者の確認が、東京都を中心に相次いでいることについて、政府は、今後、感染者が急速に増加した場合には、再び宣言を出す可能性もあるとしていて、引き続き慎重に感染経路などの分析を進めることにしています。
新型コロナウイルスの新たな感染者は、東京都で1日、緊急事態宣言の解除以来最も多い67人が確認され、6日連続で50人を超えたほか、全国でもここ数日100人を超えています。

これについて、菅官房長官は1日、接待を伴う飲食店で感染が確認された従業員やその濃厚接触者などに積極的に検査を実施している結果だとして、直ちに緊急事態宣言を出す状況にはないという考えを重ねて示す一方、感染者が急速に増加した場合には再び宣言を出す可能性があるという認識を示しました。

また、西村経済再生担当大臣は「急増していく感じではないが、専門家とも懸念を共有しており、高い緊張感を持って対応し分析を急ぎたい」と述べました。

政府は、宣言を再び出すかどうかは感染経路が不明な患者の割合や医療提供体制の状況などを踏まえて総合的に判断するとしていて、感染経路が不明な患者のつながりなどについて、引き続き慎重に分析を進めることにしています。