看護師など約1000人が復職 新型コロナ感染拡大の対応で

看護師など約1000人が復職 新型コロナ感染拡大の対応で
新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、日本看護協会は離職中の看護師などに復職を求めてきましたが、これまでにおよそ1000人が復職し、そのうちの4割が軽症者の宿泊施設などの現場で対応に当たったことが分かりました。
日本看護協会は、新型コロナウイルスの感染拡大により医療現場で看護師などの不足が懸念されたため、4月以降、離職している看護師や准看護師、保健師などおよそ5万人に復職を求めていました。

協会によりますと先月29日までに996人が復職したということで、これは病院や自治体などから寄せられた1600人余りの求人のうち、およそ6割に当たるということです。

協会では、現在は医療がひっ迫した状態にはなっていないということですが、次の流行があった場合に備えて、引き続き研修などを行って復職を支援していくことにしています。

日本看護協会の福井トシ子会長は、「次の流行が来た際に医療を崩壊させないための準備を進めていく。医療の崩壊を防ぐには医療従事者を守ることが必要で国民の皆さんにも協力をお願いしたい」と話しています。