テニス テスト大会でコロナ感染防止策を検証 兵庫 三木

テニス テスト大会でコロナ感染防止策を検証 兵庫 三木
新型コロナウイルスの影響でさまざまな競技で大会中止が相次ぐ中、選手や来場者の安全を確保するために、どのような感染防止対策が必要か検証するテニスのテスト大会が開かれました。
テスト大会は兵庫県三木市にある屋内のテニスコートで行われ、1日は男女合わせて20人のプロ選手が参加しました。

大会は日本代表で監督経験のあるコーチなどがクラウドファンディングで支援金を募って実施したもので、安全に大会を運営するために感染防止対策をどのように行うのが妥当か検証するため、医療関係者のほか、大阪大学のスポーツ医学の専門家などの協力を得て行われました。

会場では感染が広がるリスクを抑えるために来場者をPCR検査を受けた選手やトレーナー、体温や体調などを2週間前から主催者に報告している人、そして、入場前に体温を測っただけの人の3つに分類しそれぞれ別の色のリストバンドを配って、行動範囲を制限しました。
さらに試合は、選手や審判、それにボールを拾うスタッフが十分な距離を取って進めるなどの対策が取られました。

テスト大会を企画した中心メンバーの駒田政史コーチは「どこまでの対策をしたら大会を安全に行えるか不透明な状況だが、万が一、感染者が出たとしてもクラスターを発生させず大会を運営する方法を見つけることが、今後のスポーツ界にとって重要になる」と話していました。