山中教授ら参加 有識者会議が初会合 コロナ対策効果分析へ

山中教授ら参加 有識者会議が初会合 コロナ対策効果分析へ
新型コロナウイルス対策の効果を分析するため、京都大学の山中伸弥教授らが参加する有識者会議の初会合が開かれました。西村経済再生担当大臣は、感染の再拡大に備えて幅広い知見や技術を結集させたいとして協力を要請しました。
新型コロナウイルスへの感染防止策をめぐって、政府は、AI=人工知能などを活用して、有効性を調べる方針で、京都大学の山中伸弥教授、政策研究大学院大学の黒川清名誉教授ら4人がメンバーの有識者会議を新たに設け、1日、初会合を開きました。

西村経済再生担当大臣は「今後、想定される第2波に備えて、今回の経験や新たな知見を踏まえ、日本の英知や技術力を結集させて対策を進化させたい」と述べ、協力を要請しました。

山中教授は「世界中で日本の対策に注目が集まっている。各国の対策と比較する観点も取り入れながら、評価することが重要ではないか」と指摘しました。

政府は、今月から、最新のスーパーコンピューター「富岳」やAIを使って飛まつの拡散などのシミュレーションを行う予定で、山中教授らには、こうした結果も参考に対策の効果を分析してもらうことにしています。