口永良部島「マグマ増加 爆発的噴火前に匹敵」火山噴火予知連

口永良部島「マグマ増加 爆発的噴火前に匹敵」火山噴火予知連
鹿児島県の口永良部島について、火山噴火予知連絡会は、地下のマグマの増加量が、すべての住民が島外に避難した2015年の爆発的な噴火前に匹敵しているとして、「今後、2015年に匹敵する火山活動に発展する可能性も考えられ、活動の推移に注意が必要だ」とする見解をまとめました。
専門家などで作る火山噴火予知連絡会は30日、定例の会合を開き、鹿児島県の口永良部島の活動について検討しました。

口永良部島では、ことし1月から2月にかけて大きな噴石や火砕流をともなう噴火が時々発生しました。

3月下旬からは、口永良部島周辺や新岳の西側山麓(さんろく)付近で時々地震が発生しています。

西側山麓付近では、一時、すべての住民が島外に避難した2015年の爆発的な噴火の前にも地震が発生しています。

地殻変動のデータからも、地下のマグマが蓄積されつつあると推定され、その増加量は2015年の噴火前に匹敵するとしています。

このため、火山噴火予知連絡会は「2105年に匹敵する火山活動に発展する可能性も考えられ、山麓での大きな地震の発生や火山性地震の増加など活動の推移に注意が必要だ」とする見解をまとめました。

気象庁は「入山規制」を示す噴火警戒レベル「3」を継続し、新岳火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石と火砕流に、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では火砕流に警戒するよう呼びかけています。